2007年05月07日

耐震偽装対策、計算ソフト改訂遅れ 新制度に間に合わず

朝日新聞
耐震偽装対策、計算ソフト改訂遅れ 新制度に間に合わず

 耐震強度偽装の再発防止のため、国土交通省が打ち出した構造計算プログラムの改訂作業が大幅に遅れ、新たな建築確認制度が始まる6月20日に間に合わないことがわかった。このプログラムはマンションなどを建てる場合に必要な構造計算書の改ざんを防ぐ中心的な役割を担うはずだった。当面は新制度への対応が不十分な旧プログラムを使うしかなく、マンションやビルなどの建築確認が1カ月程度、遅れるケースも出てきそうだ。
 プログラムの改訂は、姉歯秀次・元1級建築士による耐震偽装事件が発端。姉歯元建築士は、国交相認定のプログラムに耐震強度の基準に満たない数値を入力しながら、構造計算書の一部を別の計算書と差し替えたりするなどの偽装を重ねていた。このため、偽装ができないよう、ソフトメーカーに改訂を求めることになった。
 国交省は当初、今年3月には、ソフト会社から新プログラムの大臣認定の申請を受け付け、6月の新制度発足に間に合わせる計画だった。その後、国交省の抽出調査で新築マンションの約1割に疑問点が見つかるなど、想定を超えたずさんな構造設計が広がる実態が表面化。このため、国交省が示すべきプログラムの基準の検討が長引いて最終決定ができず、ソフト会社の対応が大幅に遅れてしまった。
 新プログラムの条件は、高い改ざん防止機能を持つ▽法令に反した数値が入力できない▽審査しやすい共通様式で計算書が出力される、など。新旧プログラムの切り替えを改正建築基準法が施行される6月20日に合わせたため、現行の106種の認定プログラムは同日、認定を失う。
 国交省はまだ最終的な基準を公表しておらず、ソフト会社側は「未確定の基準ではプログラムは組めない。作業はこれから数カ月かかり、6月中はとても間に合わない」と口をそろえる。ある有力メーカー幹部は「1年間で新プログラムを導入する日程に無理があった」と指摘する。
 新しい建築確認制度への移行後も、建築主や設計者が大臣認定のないプログラムを使った構造計算書で申請することはできるが、建築確認審査が長期化したり、申請料金が割高になったりといった不利益を受ける。
 認定プログラムの場合は電子データを再計算して改ざんの有無を効率的に判定するが、認定のないプログラムは、数百ページもの計算書を1枚ずつ厳格に審査されるため、通常35日以内の審査期間が倍の70日まで延びるおそれもある。
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2007年04月03日

地震保険料、10月に引き下げ 平均7.7%

朝日新聞
地震保険料、10月に引き下げ 平均7.7%

 損害保険各社は地震保険の保険料を10月、大幅に改定する。全国平均7.7%の引き下げだが、都道府県によっては最大30%の引き上げ。昨年5月、各社で作る損害保険料率算出機構が金融庁に届け出た内容を反映させた。保険料の算出方法を過去の地震を参考にした方法から、今後起きる地震が確率を重視した手法にしたため、各地で保険料が上下する。
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2007年04月02日

国や自治体の地図情報、DB化しネットで無料利用へ

読売新聞
国や自治体の地図情報、DB化しネットで無料利用へ

 政府は今年度から、国や地方自治体が作成・保有する膨大な地図情報をデータベース化し、複数の地図を自由に組み合わせて活用できるようにする「高度地図情報システム」の構築に乗り出す。
 防災や福祉などに役立てる目的で2010年度までの完成を目指す。個人情報が含まれるものを除き、インターネットを通じて無料で検索、利用できるようにする方針で、地図を活用したビジネスの活発化も期待している。
 地図は縮尺や用途によって要求される精度が違うため、同じ地域の地図でも重ね合わせるとずれが生じることが多い。また、電子化された地図は保存形式が異なる場合も多く、複数の地図を自由に組み合わせたり、検索したりする仕組みはこれまでなかった。
 しかし、洪水発生時に、特定の地域の浸水被害の状況と、同じ地域の高齢者の居住状況を示す地図を瞬時に重ね合わせて表示できれば、機動的な災害対応が可能となる。道路の舗装や段差などの状況と渋滞情報を組み合わせて検索できれば、車いすを利用する人が外出時に安全に移動できるルートを事前に調べることもできる。
 政府は07年度に地図の作成方法やデータの保存形式に関する基準を統一するとともに、海岸線や道路などの基礎データを記載した「電子白地図」の整備に着手する。その上で、今後、国や自治体が作成する地図の形式を統一し、共有や重ね合わせ、検索を可能にする。既存の地図の改訂も徐々に進める方針だ。
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2007年04月01日

住宅金融支援機構

住宅金融支援機構

住宅金融公庫が住宅金融支援機構に変わりました。
独立行政法人化されても住宅政策を先導していく役割は果たし続けてほしいものです。
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2007年02月04日

住宅断熱材からの温室ガス排出防げ 経産省が技術開発へ

朝日新聞
住宅断熱材からの温室ガス排出防げ 経産省が技術開発へ

 経済産業省は住宅建材用の断熱材という「隠れた」温室効果ガス排出源の対策に乗り出す。断熱材には、二酸化炭素(CO2)に比べて温室効果が1000倍程度も高い「代替フロン」と呼ばれる気体がCO2換算で年間500万トンも使われており、これに代わる新材料の開発で、温室効果ガスの排出削減を目指す。
 経産省によると、建材用断熱材の2〜3割には、発泡剤としてハイドロフルオロカーボン(HFC)などが使われている。
 HFCは、オゾン層破壊を防止するため、使用が禁止されている特定フロンに代わる代替フロンと呼ばれる物質の仲間。断熱効果を持つ一方、環境に漏れると高い温室効果を示すため、京都議定書でCO2などと並ぶ温室効果ガスの一つに指定されている。
 冷蔵庫やエアコンに使われる場合は回収が義務づけられているが、建材用断熱材の場合は、解体までの長い期間に、大半が自然に漏れ出ているとみられる。
 経産省は、断熱材の気泡の大きさを現在の1000分の1程度、10ナノメートル(ナノは10億分の1)まで小さくする技術を開発するなどして、HFCなしでも断熱効果が十分にある材料の開発を目指す。5年計画で新年度予算にまず3億円を計上した。
 05年の建材用断熱材のHFC使用量は約5000トン。将来、この分量がすべて大気中に放出されると、温暖化への寄与ではCO2換算で500万トン規模となり、日本が1年間に排出するCO2の約0.4%に相当する。
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2007年02月02日

成田のアパグループのマンション、耐震偽装 千葉県発表

朝日新聞
成田のアパグループのマンション、耐震偽装 千葉県発表

 富山市の建築士がアパグループの京都市内の2ホテル耐震強度を偽装し、強度が不足していたとされる問題に絡み、千葉県は2日、同じ建築士が構造計算を担当した同グループのマンション「アパガーデンパレス成田」(成田市)でも、5棟のうち1棟の耐震強度が不足していると正式に発表した。1を基準とする強度が最弱部分で0.74しかないと判定した。アパ側は今後、県の指導に従って是正計画を提出し、改修工事を進める。
 構造計算をしたのは田村水落設計(富山市)の水落光男建築士。県は「水落建築士は『建築確認が下りる期日が迫っていたので部分的な差し替えをした』と話していた。差し替えを『偽装』とする国土交通省の基準に照らせば、偽装の疑いが強いと判断せざるを得ない」と説明。国交省も、構造計算書が意図的に差し替えられていることから「偽装と判断する」としている。
 水落建築士は同日、朝日新聞の取材に対して「書類を差し替えた認識はない。私は私なりの数値を採用することで耐震性が確保されると思っている。県からデータをもらって対策を考えたい」と話した。
 「成田」は5棟を組み合わせた12階建て、130戸の複合構造。構造計算書に疑問点が見つかったため、アパ側は完成前の昨年3月に工事を中断し、購入契約をした64戸はすべて解約した。
 県が再計算すると、耐震強度は最も弱い部分で0.74となった。また、震度5程度の中規模地震では無傷のはずの柱や梁(はり)の1割弱が損傷する結果も出た。これに基づき、県は強度不足と判断した。
 京都市のホテルの偽装は、このマンションの問題を受け、国土交通省が同建築士の手がけた物件サンプル調査を進めたことで発覚した。
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2007年01月29日

水落建築士、2つの同じソフトで構造計算書を「合作」

朝日新聞
水落建築士、2つの同じソフトで構造計算書を「合作」

 京都市ホテル2棟で耐震強度の偽装が指摘された問題で、ホテルの構造計算を請け負った田村水落設計(富山市)の水落光男・1級建築士(58)が、同一の一貫構造計算プログラムが入ったソフト二つを使って数値をはじき出し、それぞれの結果を構造計算書の中で混在させていたことがわかった。一つのソフトで最初から最後まで構造計算するのが基本ルールとされており、京都市は不自然な操作があったとみて、「合作」部分に問題がないか調べている。
 市の説明などによると、水落氏が使ったのは「BUS―3」という構造計算プログラムで、事務所には同じソフトが二つある。市に提出された「アパホテル京都駅堀川通」の構造計算書(約1000ページ)では、途中まで一つ目のソフトで計算されていたが、梁(はり)のたわみや柱の断面の検討部分(約100ページ)が二つ目のソフトで計算され、その部分が差し替わっていた。
 市は昨秋、構造計算書に記されたソフトの識別番号が途中で変わっているのに気づき、水落氏に「一つのソフトで計算すべきだ」と追及。水落氏は「そう思う」と答えたという。市建築指導部は「一つのソフトの計算結果をまとめて出力すれば済む話で不自然だ」と指摘。同じプログラムを使った調査で数値に若干の違いが見つかり、精査しているが、耐震強度の計算結果が大幅に変わる可能性は低いとみている。
 水落氏は朝日新聞の取材に「複数のスタッフが二つのソフトで構造計算した。当時は識別番号をそろえる意識がなかった。強度偽装は断じてやっていない」と話した。
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2007年01月28日

火災保険料、四国・九州や長期は値上げへ 災害相次ぎ

朝日新聞
火災保険料、四国・九州や長期は値上げへ 災害相次ぎ

 ここ数年大規模な自然災害が相次いだことを受け、損害保険大手各社は4月から火災保険料を見直す。見直し幅は地域や建物の構造などによって異なるが、四国や九州など台風の多い地方の保険や、保険期間が10年を超える長期の保険などは値上げされる見通しだ。
 火災保険料は、損保各社がつくる「損害保険料率算出機構」が計算した保険料率を基準に、各社が利益や経費などを上乗せして決める。同機構は昨秋、住宅全体で5%前後の引き上げとなる保険料率の新基準を算出し、金融庁の了承を得た。東京海上日動火災保険や三井住友海上火災保険など大手6社はこれをもとに見直しを進めてきた。
 九州・四国地方の火災保険料は各社で1〜2割引き上げられる見通し。契約期間20年の保険は全体で6%程度、30年の保険は10%程度値上げされる方向だ。保険期間が10年超の保険は、災害発生予測が難しくなってきたため、各社で販売中止が検討されたが、住宅ローンとあわせて契約するニーズが高く、値上げして存続することになった。
 火災保険には、火災や風雪による被害を補償する保険や、これに加えて水害の被害も補償する保険などがある。最近は台風などの自然災害が頻発し、04年は10個の台風が上陸。同年度の自然災害を受けた契約者への保険金支払額は6社で過去最大規模の計5000億円を突破。昨年9月に九州地方を襲った台風13号は、単独の災害としては過去6番目の損害規模だった。
 ただ、大手各社の競争が激化しているうえ、燃えにくいツーバイフォー(2×4)住宅などに割引制度をきちんと適用せずに火災保険料を取りすぎていた問題などの調査を始めていることから、各社とも大幅な値上げには慎重。地域や建物の構造によっては引き下げられるところもあり、各社の経営体力に応じて改定幅は変わりそうだ。
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2007年01月27日

アパ、千葉のマンションも強度不足か 京都発覚の契機

朝日新聞
アパ、千葉のマンションも強度不足か 京都発覚の契機

 富山市の建築士がアパグループのホテル耐震強度を偽装していた問題に絡み、千葉県は近く、同じ建築士が構造設計したアパグループのマンション「アパガーデンパレス成田」(同県成田市)の5棟のうち1棟の強度が不足しているとして、アパ側に是正計画の提出を求める方針を固めた。この物件は構造計算書に疑問点が見つかったため昨年3月から未完成のまま工事が中断していた。
 アパグループの京都市の2ホテルで偽装が発覚したのは、このマンションで疑義が生じたことを受け、国土交通省がサンプル調査を始めたのがきっかけ。同じ建築士が手がけた同グループの埼玉県鶴ケ島市の複合マンションも計算書の不備で工事が中断。県が強度不足かどうか検証している。
 「成田」は5棟を組み合わせた12階建て、130戸の複合構造で、田村水落設計(富山市)の水落光男・1級建築士が構造設計を担当。建築確認を出した民間検査機関イーホームズが改めて検証した際に不整合を見つけた。購入契約をした64戸は全戸解約した。
 千葉県の検証では、4棟は強度が十分と判断されたが、残る1棟をめぐり、コンクリートの重さや梁(はり)の鉄筋量の算定に標準と異なる手法が多用されているとする県側と「学術的にも認められた手法」とする水落建築士の見解が対立した。
 このため、県側は日本建築防災協会の委員会に助言を依頼。関係者によると、委員会は県の考え方がより妥当とする意見でまとまったという。
 委員会の意見書は週明けにも正式に県に提出される見通し。県の考え方で再計算すると強度は基準の1を下回るため、県は強度不足と確定し、改修工事による是正を求める方針だ。
 水落建築士は26日の朝日新聞の取材に対して「最初から駄目なものをつくったとは言われたくない。お客さんに迷惑をかけるわけにはいかないので、自分なりの主張をしたうえで県の要望に応える」と話した。アパグループは「県の指導に従って改修を進めたい」としている。
posted by たけかん at 21:02| 岩手 雨| Comment(0) | TrackBack(0) | 構造計算偽造 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月26日

アパホテルの耐震偽装、冬柴国交相が「遺憾」

朝日新聞
アパホテルの耐震偽装、冬柴国交相が「遺憾」

 富山市の水落光男建築士によるアパグループのホテルの耐震強度偽装問題について、冬柴国土交通相は26日午前の閣議後会見で「新たに偽装が確認されて国民の不安が高まっており、まことに遺憾だ。関係者の処分も厳正にしたい。本人がいくら弁明しても、耐震強度が1を切っている客観的事実はある」と話した。
 昨年6月に水落建築士が携わった首都圏のマンションで構造計算書の不整合が明らかになって以降、国交省による関与物件サンプル調査が遅れていることについて、「(水落氏の)対応の遅れで調査が進んでいない。調査の難易度はさまざまで、終了のめどは一概に申し上げられない」と話した。
posted by たけかん at 19:04| 岩手 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | 構造計算偽造 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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